

鈴木 克也Katsuya Suzuki
技術部(開発) 2012年入社
社員インタビュー
これから必要とされるパッケージを想像し、創造する。
技術部(開発)について
品質管理をこれまで主な仕事としていた技術部に立ち上がった、開発を主な仕事とするチームです。営業部とのつながりが深く、お客様のご希望に合った製品を実現するための開発実務以外にも、お客様のところに伺って提案から関わっていくこともあります。新素材、新しい機能や形態といったものについて営業担当にアドバイスをするのも私たちの仕事です。海外展開が進んだことで、お客様のニーズも多彩かつアグレッシブになってきており、常に新しい技術課題や開発テーマが舞い込む刺激的な環境があります。

トライアルアンドエラーを繰り返し、性能を高めていく
学校の授業では図工が好きな子どもで、ものづくりに携わる職業に就くことは小さな頃からイメージしていたと思います。大学でもメーカーでの実務に近い実践的な研究ができるところを選んでいましたので、関心の向く方向は、大きく変わることなく育ったと感じています。


これまで関わった一番大きな仕事は
就職活動を経てタキガワ・コーポレーションに入社し、配属されたのは技術部。当時の技術部はほぼ全員で品質管理に取り組んでいました。私も入社から2、3年ほどは検査を中心に品質管理の仕事をしていました。その後、開発や改良を主に担当するチームが立ち上がり、私はそれに参加することになりました。以来開発担当として働くようになり、もうすぐ4年になります。
これまで関わった一番大きな仕事は、“パックエキスパート(pacXPERT)”という軟包装ボトルの開発です。これはプラスチックパッケージに注ぎ口をつけ、その上部に持ち手をつけたもの。ペットボトルのような硬質容器に取って代わる可能性を秘めた製品です。開発は多くはお客様からの依頼で始まるもので、一部私たちからニーズを予想して始まるものがあります。“pacXPERT”は開発開始から3年近くが経ち、すでに製品化していますが、現在も改良は続いています。

開発のスタートは手作業
開発のスタートは手作業です。営業部とともにお客様からヒアリングした性能を満たすパッケージを考案し、自分でCADを使って図面を引いていきます。それに合わせフィルムなどの材料を切り出し、パッケージをつくってみるのです。それでどこまで求められた性能が出せるか、検査を重ねながら頭をひねります。
性能が出せるようになったら、今度はそれを機械を使って製造するための調整を行います。手作業だと制約なく理想に近いものをつくることができるのですが、機械を使って効率的に大量生産するのにふさわしくないこともあるのです。ここでは製造部の担当者とのコミュニケーションが必要となります。製造部を介して機械メーカーの担当者と話すこともあり、こうした意見交換とトライアルアンドエラーを“pacXPERT”のケースだと1年ほどは続けていたと思います。
製造の道筋が見えてきたら完成まであと少しです。お客様にご協力いただきながら、求められるものになっているかの検証を重ねます。必要があれば、再び製造部と相談しながら改良を図っていきます。内容物の封入やシーリングの方法が影響して本来の性能が出ないこともあるので、そういった場合は営業部を介してお客様との交渉を行い、製品を仕上げていきます。
簡単に流れを紹介するだけでも、開発の仕事は研究室に閉じこもって行うものではなく、お客様、営業、現場、その先の機械メーカーの担当者とさまざまな人との意見交換の連続だとわかると思います。お客様とひざを突き合わせて行うものづくり、それによって築かれた人と人のつながりが、タキガワの信頼の基礎にあるのだなと感じることは多いですね。自分も培われた信頼を支え、さらに高めていけるような開発担当者として成長していきたいと思っています。
技術職の一日鈴木 克也の場合
出社
開発中の案件についての社内会議
お客様から求められた性能を出すためのアイデアについて、社内の各部署の専門家とともに協議を重ねます。開発はトライアルアンドエラーの連続。
グループミーティング
お客様はもちろん、社内外の協力会社の担当者とのコミュニケーションも頻繁に行います。
製品の検証
手を動かし、思考を重ね、どうしたら理想の製品が出来上がるかを考えていきます。考え過ぎることなく、自由な発想も大事ですね。
開発経過をしっかりと記録し残しておくことは開発の基本。それほど多くはありませんが、書類を作成する仕事も大切です。
退社
MEMBER

神崎 諒
営業部
”タキガワ”の技術を求めているお客様を探し、届けていく。

鈴木 克也
技術部(開発)
これから必要とされるパッケージを想像し、創造する。

吉田 智美
技術部(品質管理)
タキガワの製品の品質を守る〝砦〟。問題が見つかれば、解決まで導く。

石川 佳奈里
生産管理部
役割は工場の生産予定を考える司令塔。だからこそ、思いやりの心が大切。

田澤 聖一
製造部
情熱を持って、ものづくりに挑む。こだわり尽くせる環境がここにある。